天の涯(はて)まで―ポーランド秘史 (1) (中公文庫―コミック版)のレビュー

真剣に読まないとわけわからなくなる〜
ポーランドのことを勉強したくて読んでみました。
フィクションも織り交ぜられたようですが、ポーランドの悲しい歴史の一端がよく理解できたような気がします。
ヨーロッパの貴族社会についてはたくさん読んでるとだんだんその価値観もわかってくるような気がします。共感はできないけど。
池田先生はほんとに多才で、すごいです。
作品の価値を上げるという意味で愛国心と書いた
オルフェウスの窓より ずっと会話が上流社会らしくなった
ただ歴史の教科書の丸写しと思われる台詞も多いし
王侯貴族の多様性を(実在よりも?)緻密に高尚に表現したのは
デュマのダルタニャン物語 第三部 「ブラジュロンヌ子爵」だと
思わざるを得ない
好感の持てる人物も多いのだが もっと愛国心を感動的に書くべきと思う
歴史小説の読書暦が長くなると教科書で読めなくて
裏面史よりは輝かしい解釈を 読みたくなるのだ
策略か魂に作者の独創は発揮される
両方書けている「ブラジュロンヌ子爵」もあるけれど
まさに秘史
名前だけは知っているポーランドという国が、こんなにもヨーロッパの中で翻弄され、国民が必死で生きていたことを知りました。背景からドレスまで、さすが池田大先生という感じです。
ポーランド人とは?
今尚ポーランド人に親しまれている英雄たちの、中世のポーランド分割時における活躍を美しい絵で話が展開していきます。
そしてそこには、定評がある著者の、歴史と人間に対する深い洞察力がふんだんに織り込まれています。
また、この登場人物達がそれぞれに魅力的で、話に引き込まれていきます。

ポーランドに対して知識を全く持っていなかった私ですが、これを読んで'ポーランド(人)らしさ'というものが少し分かった気がします。 また、あまり有名で無いポーランドの歴史に対しても知識が深まるのではないでしょうか。

ただし、これは少女漫画ではないので、あの'ベルバラ'のようにキラキラとお花が舞っている様な絵ではありませんし、少女漫画としてはやや難しい内容なので、大学生や大人の方にお勧めだと思います。
これを読めばヨーロッパ、世界史、恋愛、、、、、に対する洞察力に磨きがかかるのではないでしょうか。